聖徳幼稚園の卒業記念品を販売しています。
1 はじめに
2024年度の卒園記念品制作活動に協力させていただいたきました、プラスチックのリサイクルをつうじた体験と教育サービスを提供する「&en(あんどえん)」です。
今年度、ばら組を卒園する園児の皆さんに、幼稚園での思い出をいつまでも大切にして欲しい、また制作活動を通して環境教育やSDGs教育にも寄与できればという思いから、卒園記念品の制作活動をお手伝いさせていただきました。卒園記念品制作に対する思いや願い、また一緒に活動したばら組の園児の皆さんの様子を紹介させていただきます。
お子さまが制作された卒園記念品は卒園式当日に持ち帰りますので、ぜひ楽しみにしていてください‼
2 卒園記念品に込めた思い~思い出を「形」に~
聖徳幼稚園での楽しい幼稚園生活も残りわずかとなりました。先生やお友達とのたくさんの遊びや学びを通して、お子さまの心の中にはたくさんの思い出が刻まれていることと思います。また、保護者の皆様の心の中にも、幼稚園で楽しく過ごすお子さまの姿が目に焼き付いているのではないでしょうか。
思い出には「力」があります。今年度卒園する子どもたちは、4月から小学校という新しい環境に飛び込みます。わくわくした楽しい毎日がある一方で、時には不安や落ち込みを感じることもあるかもしれません。そんなとき、「聖徳幼稚園で過ごした楽しい思い出」が、お子さまの小学校生活を後押ししてくれることがあるのではないかと思います。
今回の卒園記念品は、園児の皆さんが幼稚園生活で使ったじょうろやおもちゃを使って作られています。ビーズの色味などから、「毎日の水やりに使ったじょうろだ!」「先生や友達と一緒に遊んだおもちゃだ!」と記憶が蘇ってくるお子様も多くいらっしゃいました。
思い出は、「物」と密接につながっています。幼稚園で使った思い出の「物」をキーホルダーという違う形に生まれ変わらせたことで、思い出を毎日持ち歩けるよう工夫しました。今回制作したキーホルダーが、聖徳幼稚園での楽しい思い出を思い出すきっかけになれば幸いです。
3 卒園記念品制作活動を通して学ぶ環境(SDGs)教育
近年「環境教育」や「SDGs教育」に注目が集まっています。今回の卒園記念品制作活動を通して、環境や社会に対して興味を持つきっかけにして欲しいという思いがあります。
今回の制作活動に使ったじょうろやおもちゃは、破損や劣化が原因で「使えなくなってしまった」ものたちです。本来であれば、そのままゴミとなり処分されてしまいます。それを、新しい形に生まれ変わらせる、「リサイクル」する体験を園児の皆さんに体験してもらいました。子どもたちからは「すごい!」「きれいになった!」などと驚きの声が多くあがりました。
私は、そんな「驚き」や「楽しい」というリアルな体験が、幼児期における環境教育ではとても大切だと考えます。「使えなくなったものが新しいものに生まれ変わって嬉しいな」「リサイクルってすごいな」今回の制作活動を通して園児の皆さんが体験したことが、今後環境や社会問題に目を向け、行動するきっかけになると信じています。
4 卒園記念品ができるまでの園児の皆さんの様子
① 材料を集め、リサイクルに興味をもつ
初めに、幼稚園で使っていて破損や劣化したじょうろ・おもちゃを用意していただき、物には寿命があることに気付いてもらいました。「これ、捨てる以外に何か方法はある?」という先生からの問いかけに対し、「直す!」や「リサイクル!」といった言葉があちこちから聞こえてきました。そこで、今回、「特別にリサイクルしてみよう!」と伝え、卒園記念品の制作活動がスタートしました。
② リサイクルの工程を学ぶ
次に、リサイクルの工程を学びました。今回のリサイクル工程は実際のリサイクルシステムと同じ流れで行っており、園児の皆さんには、その様子を動画で見てもらいました。実際に自分たちのおもちゃが分別→洗浄→破砕→成型という工程でリサイクルされていく様子を興味津々に見ていました。

③ リサイクルビーズを使った制作活動
こうしてできたリサイクルビーズを使って、卒園記念品の制作を行いました。赤、青、緑、黄色、様々な色のビーズの中から園児の皆さんがそれぞれ好きなものを組み合わせ制作しました。子どもたち同士の会話の中にも「リサイクル」という言葉が自然に出てくるようになり、手を動かしながら制作活動を楽しんでいました。
5 最後に
今回の活動を通して、楽しく学び制作する園児の皆さんのキラキラとした表情や姿がとても印象に残っています。お子さまの今後の活躍を心よりお祈り申し上げます。また、今回制作した記念品をぜひカバンなどにつけて持ち歩いていただき、幼稚園での楽しい思い出を日々思い出すきっかけにしていただければ幸いです。